最終バス
見事なイルミネーション
最終バスは早い路線で17時、遅い路線でも19時代
以前に大変きれいな道路のイルミネーションを紹介したが、そのときのことだ。昼間はひっきりなしにバスが通っているので大変便利がいい。それにどこまで乗っても1元(15円)。
イルミネーションを撮影する駅前あたりまで、バスがすぐに来た。それから数カ所で写真を撮って、8時近くになったので、もう帰ろうかと思ってバスを待っても全然来ない。まだ、8時なのに………、と思いながらタクシーで帰った。
タクシーは、初乗りは5元、メーターも5元になっているので5元を払おうとすると、なにやら一生懸命言っている。どうやらガソリンが高騰しており、臨時的に現在は6元だ、といいたいらしいので、6元払った。5元は日本円で75円。大体昼ご飯代ぐらいだ。
あとで分かったが、写真で分かるように最終バスが非常に早いのだ。会社帰りなど一般の人はどうしているのだろうと思う。
昨日の記事のバスの路線表の写真を見て思い出した。
東昌湖へ

柳の新芽も美しい
中国式東屋が湖によく似合う
遊覧船の船着き場
湖面に映る建物も美しい
この場によく似合う中国服
研修生達は土曜日の夜と日曜日の昼間だけが自由時間だ。
それで、日曜日には日本人の私と一緒に外に出たがる。もちろん、それも第一の目的は会話の勉強だ。
総勢10人でこの街の観光スポットである東昌湖に行った。私は授業後に何回か来たことがあるが、この街出身の一人をのぞいて研修生達は初めての場所だ。この地特有の霞があるものの、いい天気だ。柳の新芽も美しい。元々このあたりはどこまでも続く平地だから、これは人工的に掘った湖だ。
真ん中に城を配した城郭があり、四方から美しい橋がかけられている。大変整った風情のある人工湖だ。
武器アレルギー症候群
東昌湖のほとりの銃の的当てゲーム
左上からまるで機関銃のように撃っていく
人が集まるところには必ずおもちゃの鉄砲による露天の風船撃ちゲームがある。これは大人も喜ぶ遊びである。
研修生と東昌湖へ行ったときもいくつかあった。上手な人は片っ端から風船を撃っていく。1秒間に2発ぐらい(あるいはそれ以上)の早さで上の段の左から順に撃っていく。そして、それがほとんど当たるのだ。特別の練習をしなければこんなにはいかない。軍服を着た人も上手だったので、きっと練習の成果が出ているのだろう。研修生もやっていたがあんまり当たらなかった。
研修生が私にも「どうぞ」と鉄砲を手渡そうとしたが、私は断った。
以前、タイで本物の銃で射撃をしたことがあったが、人を殺す道具を使って、人の形をした的を撃ったことが何となく、後味が悪かった。そして、もうこれ以上鉄砲は使うまいと思った。
今回はたとえおもちゃとは言え、「なんだか……」と、ためらいがあったのだ。
医者に言わせれば「武器アレルギー症候群」かもしれない。私の心の中には「命を大切に虫」がどっかりと腰を下ろしているようだ。
毎日更新するように心がけて来ましたが、これからは私の都合で時々更新になります。今後ともよろしくお願いします。
輪投げ
的はいろいろ、ここではガラスの置物
なかなか思ったようには入らない。
輪投げも結構多い。これは大人も子供も楽しくやっている。私もやってみた。ところが、全然入らない。まず、輪が軽すぎて思うところにいかない。たとえ、思うところの近くに行っても輪が地面に着いたあとピョンピョン跳ねて、思わぬところに行く。だから1個も思うところには入らなかった。
それから、たとえ入っても、それをもらえるとは限らないようだ。なぜならばすぐ手の届くところにも的になるものを置いてある。そこは誰がしても入るようにしてある。そこに、小学1年生ぐらいの子供が輪を入れてそのおもちゃを取って逃げていった。ところが店主は血相を変えて追いかけていた。同じものに3つ入ったらもらえるとか、いくつかの組み合わせでらえるとか、そんな仕組みがあるのだろう。
いずれにしても、縁日の楽しいレクレーションの一つではある。私が欲しいのは一つもなかったけど………。
トウモロコシ菓子
ドッドッドッと聞こえれば、トウモロコシ菓子屋さんだ
少しのトウモロコシでこんなに大きなトウモロコシ菓子が
中は空洞になっている
人の集まるところで「ドッ、ドッ、ドッ」と腹に響くような音がしていたら、たいていはトウモロコシ菓子屋さんだ。
灯油式発動機のようなエンジンを備え、ごく簡単な機械が上に乗っている。機械の上のじょうごのような口からトウモロコシを入れると横の別の口からジュルジュルと黄色い物体がビビリ出てくる。それを巧みにラグビーボール状に形を整えると、できあがり。少しのトウモロコシで、実に大きなトウモロコシ菓子ができあがる。
おそらく、機械の中でトウモロコシをすりつぶし、高温にした上で圧力を加え、それを徐々に普通の気圧の外部に出す一連の作業をこの簡単な機械でやっているのだろう。トウモロコシに何かを加えているかもしれない。いわばチューブ状ポップコーンである。写真のものでいえば、伸ばせば、3メートルはあるようだ。
口に入れるとほのかなトウモロコシの香り。塩気も少なく、おいしいとは言えないが、祭りの雰囲気にはよく似合う。
縁日
中国にはどこでも竜のモニュメントがある
移動式の食べ物屋さんはどこにでも出没する
海が近いわけではないのに貝細工屋さん
なにやら怪しいげな賭け事屋さん
この砂文字は単なる下の金文字屋さんの客寄せか
見事な金文字を書く
気候が良くなったおかげで、東昌湖のほとりには、お祭りでもないのにいろいろな露天が集まっている。まるで縁日の雰囲気だ。人々はうららかな春を楽しんでいる。
研修生が私に一番下の写真の金文字の布をプレゼントしたいと言ったけど必死に断った。何よりも、荷物が増えるのが一番困ることだ。
それよりもっと大切なことは研修生にお金を使わせてはならないことだ。彼らがお金を稼ぐためにあらゆる困難を乗り越えて、この研修に参加していることはよく分かっている。
こんなところで無駄遣いをさせてはいけない。
食事
にぎやかな食堂
10人で一皿ずつ注文すると10種類の料理を食べられる
今日のナマズはあんかけではなく、よく味が染み込んでいる
東昌湖を見学して、ちょうど昼時になったので、食事をすることになった。安くておいしい店があるというので、少し歩いていった。にぎやかで、活気のある店だ。
大体何人かで食事をするときには円卓を囲み、いくつかの料理を注文する。料理は皿に盛って出てくるが、一皿でも一人では食べられない量だ。それで、何人かで行けば効率がいい。いくつかの料理を注文すると、いろいろな種類の料理を食べられるからだ。
もっとも、中国人は一人ででも、何品か注文して、たくさん残して去っていく。日本人は「食べ物を残すと悪い」という道徳観があるが、中国人は残すのは美徳なのだ。「食べきれないぐらいごちそうがたくさんありました」というメッセージなのだそうだ。この日は全部で10人なので、いろいろ食べられた。
ナマズもあった。中国の魚料理といえば、尾頭付きの皿いっぱいの魚を蒸したものにあんかけが定番だが、ここではぶつ切りの煮込みで、味が染み込んでいて、おいしかった。
研修生にお金を払わせてはいけないと、先日書いたばかりだが、実際の場合、払う段階になると、私の会話力ではどうしてもタイミングがうまくいかず、払わせてしまう結果になる。まあ、今日は人数が多いからいいとするかと、あきらめた。
ビール
豪快な栓抜きと一緒に出てきたやっぱり「生ぬるビール」
中国の一般的なお酒は40度〜60度の白酒
研修生達は研修期間中はお酒は厳禁だ。ただ、日曜日の昼だけは許されているらしい。
「先生は何がいいですか」と聞くから、ビールと言った。というのが、店の隅にガラス陳列式の冷蔵庫があり、そこにビールがいっぱい入っていたからだ。中国ではめったに冷えたビールなどは飲めない。「これはいい。暖かくなってきたので、冷やすようになったのか」と、楽しみにしていた。
中国ではビールを頼むと、必ず、メーカーを聞かれる。その実、たくさんの種類は置いてないのだが、チンタオビールか、燕京ビールといえばたいていはある。味も結構いい。だから、どちらかを頼むようにしている。やがて、豪快な栓抜きと一緒にビールが出てきた。
グラスについでもらうと、なんだかおかしい。ちょっと泡が出過ぎる。もしや、と思い、「カンパーイ!」と口にすると、やっぱりいつもの生ぬるいビールそのものだった。
冷蔵庫のガラスケースは単なるビールの置き場であって、電源は入っていなかったのだ。「あれ、生ぬるい」といったら、研修生が「氷を入れましょうか」という。「いや、それにはおよばない、ここは中国なんだから、生ぬるビールを楽しまなくっちゃ」と思い、断った。たしかに、ビールのジョッキに氷を入れて、飲んでいる人を見かけたことがある。
そもそも、夏でもないのに冷たいビールを飲む日本人を中国人は奇異に感じるようだ。まして、日本酒を暖めたり、焼酎のお湯割りなんて、もっと、おかしいようだ。酒は自然のまま飲むべし、これが中国流なんだろう。
私は、部屋では普段、白酒(ばいちゅう)を5倍ぐらいのお湯割りにして飲んでいるとてつもなく変な日本人である。だって、白酒は55度もあり、そのままではとても飲めるものではない。中国人は平気で飲んでいるけれど………。
食事を終えて帰ることになった。トイレはどこかなと、探しながら裏口を出た。そうすると先にトイレに行った研修生達が先生は「このトイレに行ってはいけません」といって制止した。汚いからだそうだ。店の前に銀行があるので、そちらに案内します、という。差し迫った状況ではなかったので、「いいよ。」といって断った。
帰りはバスに乗って帰った。寮までの半分ぐらい行ったところで「先生ここで降りてください。」という。何だろうと思って付いて行ったらデパートの入り口に案内した。何も買うものはないのにと思いながら付いていくと、入り口脇の一等地にあるKFC(ケンタッキーフライドチキン)に入っていった。今食べたばかりなのにと思っていたらいきなりトイレの入り口へ案内した。そうだったのか、きれいなトイレはケンタッキーなのか、と納得した。
そういえば、近くのスーパーで、店員さんにトイレを聞いたら、教えてくれた。しかし、その方向にはいくら探してもトイレはなかった。だから結局はあきらめて帰った。
しかし、今、考えると、そのときもスーパーに併設されているファーフードの店のトイレを教えてくれたのだと思う。
私は日本ででも、コンビニのトイレに行くときには何かちょっとした買い物をするぐらいだ。だから、中国でもファーストフードのトイレだけの利用は一人ではとても行けない。特に急を要する場合をのぞいて。
手抜き面接
模擬面接 次の面接官が待っている
面接を受ける側も前の面接の様子を見ている。
研修生は面接をする方も受ける方も回を重ねるごとに上手になってきた。質問事項は事前に考えてきているし、前の人たちの面接の様子はその場で、見られるように次の二人を面接室に入れている。面接の様子も見られるので、おもしろかった質問などは寮ですぐに広まる。また、同じ人の質問を受けないように面接の順番を毎回変えるようにしている。
それやこれやで、模擬面接の効果があがってきているようだ。一方、私はちょっと疲れてきた。研修生の面接官は毎回替わり、新鮮な新しい質問を準備できるが、引き続き面接する私は研修生の質問と同じ質問はできない。私も研修生と同じように前もって準備すればいいが、そんな時間はない。結局はだんだんと質問事項が固まりワンパターンになる。考えるのにちょっと疲れてきた。
そこで、面接官になる研修生を2人にし、一人ずつ交代させることにした。そして、私は面接はしないで内容が足りなかったり、間違ったりしたときに脇から指導するようにした。
これはいいアイディアだった。私は手抜きできるし、研修生は面接官体験を2回できるし、いいことづくめだ。面接はできるだけ新しく習った文型を使うことにしているので研修生たちは教科書を調べて質問事項をメモしてくる。
元々この仕事はボランティア。更に夜の部は自習の監督ということで、週に3回お願いされたもので、ボランティアのボランティアだ。だから、このくらいの手抜きがちょうどいい。というよりこれが研修生達の意欲を向上させるための最高の方法かもしれない。







