チンタオへのお誘い
店頭に並ぶチンタオビール 中国を代表するビールだ
不屈の男、前畑さんから初めての電話がかかってきた。
「もしもし、どげんしよんね。」(もしもし、どうしてるかい。)「あんた、よかなら中国に行かんね。」(君、よかったら中国に行かないか。)……………。
中国で日本語を教える教師をしてみないかというお誘いである。
「中国語は全然できませんが……………。」
「あんた、日本人じゃろが。じゃったら日本語の専門家じゃんね。」(君、日本人でしょうが。だったら日本語の専門家じゃないか。)「日本語ば話しきっと良かつ。」(日本語を話せるのならいいんだ。)
話しっぷりまで豪快である。それで,「私にもできるのかな。」と何となく納得したような気持ちになった。
場所はチンタオ市立技工学校。高校や大学を卒業した人が1年課程で実務的な工業技術を習得する専門学校らしい。ほとんどが日系企業に就職するために日本語の時間があるが、そこに日本人教師を配属するという。今度初めて立ち上げる事業である。
私は突然のことに驚いた。韓国へ行くことは考えていたが、中国のことは全く頭になかった。しかし、私は外国での生活をしたかったのであって、実はどこでもよかったのだ。
私は「行きます。」と即答したかったのだが、家族に韓国へ行くことは了解取っているものの、中国へ行くことは了解取っていない。前述のように韓国は九州の中部にある 自宅からなら、思い立ったその日にまるで、広島に行くぐらいの気軽な気持ちで行ける(実は広島の方が旅費は高い。)のだが中国となるとそうはいかない。
そこで、私はとりあえずv「私自身は行きたい気持ちですが、家族に相談します。」と答えておいた。
実はチンタオとは電話でその位置を聞いたけどよく分からなかったし、どんな街かも知らなかった。ただ、「チンタオビール」の名は聞いたことがあった。
このブログの中で、中国の日本語研修センターで中国人研修生に日本語を教えるボランティアを募集します。募集の要項等は順次公開していきますので、興味のある方は毎日チェックしておいてください。